ガザ攻撃巡り東大で学生らが集会「反戦の訴えに向き合うべきだ」

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平賀拓史
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 パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃に抗議する学生運動が米国を中心に広がる中、日本の大学でも同様の動きが起きつつある。16日夜には、パレスチナに連帯を示すリレートークが東京大学駒場キャンパス正門前(東京都目黒区)で開かれ、集まった学生ら150人がプラカードを掲げて「Free Gaza」や「日本の大学 沈黙するな」などと訴えた。

 この日は東大のほか、早稲田、慶応、一橋など首都圏の各大学生らが「大学は反戦の切実な訴えに向き合うべきだ」「私たちの学問は、パレスチナで起きている悲惨な出来事を追認するためのものではない」などと次々に反戦の思いを述べた。

 登壇した一人、東大大学院生…

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    富永京子
    (立命館大学准教授=社会運動論)
    2024年5月16日23時26分 投稿
    【視点】

    なぜ抗議のためにキャンプなの?と考える方も多いと思いますが、これは「プロテスト・キャンプ(protest camp)」と呼ばれる手法で、WTO閣僚会議やG7サミットへの抗議行動、2010年代に世界各地で見られたオキュパイ・ムーブメントなどで

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    市原麻衣子
    (一橋大学大学院法学研究科教授)
    2024年5月17日10時51分 投稿
    【視点】

    報道で取り上げられていないだけで、小規模なデモは日本国内でも以前からありました。イスラエルの攻撃が始まって割と早い段階で、パレスチナへの連帯を示すデモに新宿で遭遇したことがあります。印象的だったのは、デモでトークを行う若い人たちが、日本語と

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