むし歯の子どもは減ったけど コンビニより多い歯科医院が成り立つ訳

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斎藤孝則
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 ゴールデンウィークも終わり、入学や進級を迎えた子どもたちも学校生活に慣れてきた頃だろうか。と同時に、歯科検診の季節もやってきた。

 「むし歯が見つかったらどうしよう……」

 恐怖におののきながら口を開けたのは昔のこと。むし歯を経験した子どもは、年々減っているという。

 文部科学省の学校保健統計調査によると、50年前の1974年度にむし歯を経験したことがある小学生は94.26%を占めていた。ところが、2022年度は37.02%。むし歯を削る甲高い音に臆する子どもたちは、半分以下にまで減っている。

 それでも、むし歯があれば歯科医院での治療は必要だ。かかりつけの歯科医院がなければ、紹介してもらうか、自ら探さなければならない。

 厚生労働省の医療施設調査で…

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