にこやか女将、裏返すと激しい怒り 京都の「いけず」ステッカー話題

有料記事

才本淳子

 うちのトイレ座りごこち悪おすかもしれまへんけど、よろしおしたらお使いやす――。この真意がわかるだろうか。京都で培われた「いけず文化」をお土産にしたステッカーがひそかに人気だ。

 さて、先ほどの真意は「立ってすんなよ?(立って小便をしないでください)」だそう。そんな本音(裏)と建前(表)を裏表にデザインしたステッカーは、トイレ編、玄関編、食卓編、ポスト編と4種類ある。旅館や土産店など京都市内約10カ所で販売している。

 手がけたのは、大阪に本社があるコンテンツ企画・制作「ない株式会社」(岡シャニカマ社長)だ。京都人にしてみれば、「大阪の人はわかったはらへん」「京都でもうけようとして」と面白くないかもしれない。

 しかし、そこは大阪商人。岡社長は「京都人にたたかれるに違いない」と察知して、ステッカーは徹底的に本物の「京都産」にこだわった。

 まずは、京都人11人を集め…

この記事は有料記事です。残り750文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません