ロシア出版社、同性愛者の書籍を黒塗り刊行 「自主検閲」辞さぬ理由

有料記事ウクライナ情勢

[PR]

 ロシアの出版社が4月、LGBTなど性的少数者の情報発信を禁じる法律に対応し、多くの部分を黒塗りにした書籍を出版した。出版社側は「段落を切り取って無かったようにするより誠実だ。読者は他の情報源から探すかを自ら決められる」と訴えている。

 問題の本は、イタリアの有名な映画監督で、詩人としても知られるピエル・パオロ・パゾリーニのロシア語版の伝記。AST出版が発行した。

 ロシアの有力紙コメルサントによると、同性愛者だったパゾリーニの性や私生活に関する部分がほとんど消されているという。

黒塗り出版は「時代の産物で芸術的な声明」

 AST出版の広報によると…

この記事は有料記事です。残り300文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

ウクライナ情勢 最新ニュース

ウクライナ情勢 最新ニュース

ロシアのウクライナ侵攻に関する最新のニュース、国際社会の動向、経済への影響などを、わかりやすくお伝えします。[もっと見る]