パリの有名キャバレー、ムーランルージュの風車落下 けが人はなし

岩田恵実
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 パリ北部のモンマルトル地区で25日朝、有名キャバレー「ムーランルージュ」のシンボルである赤い風車の羽根が落下しているのが見つかった。同日、米CNNなどが報じた。けが人はいないという。

 CNNによると、羽根が落下した際、建物上部に設置されていたネオン「MOULIN ROUGE」の左端から3文字の「MOU」部分も一緒に地面に落ちたという。原因は明らかになっていないが、何者かに壊されたような形跡はないという。

 ムーランルージュの総支配人は、現地メディアの取材に羽根の修理は「非常に、非常に近いうちにする」と話した。ショーも中止はしないという。

 ムーランルージュは、1889年に開業した。激しい動きを特徴とするダンス「フレンチカンカン」で人気を集めた。同店を舞台にした映画や、ミュージカルが多数作られている。

 赤い風車は開業当初からシンボルになっていたが、1915年に火事で焼失。現在の風車は20年に作られたものだという。(岩田恵実)

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