袴田さん再審、5月22日結審へ 弁護団「死刑求刑は許されない」

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小山裕一 本間久志 田中美保
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 静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判が24日、静岡地裁であり、検察側の立証と弁護側の反証がほぼ出そろった。5月22日の次回公判では、検察側の論告・求刑と弁護側の最終弁論があり、結審する。

 24日の第14回公判では、犯行着衣とされた「5点の衣類」に付着した血痕のDNA型について、双方が主張を展開した。「鑑定可能なDNAが失われていた」などと訴える検察側が、証拠の内容を説明した一方、弁護側は本田克也・筑波大教授の鑑定から「袴田さんとは別人のDNA型が検出された」と主張した。

「5点の衣類」巡り、主張は対立

 昨年10月に始まった再審公…

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