詐欺広告なりすまし、有名人の話と思ったら 公認会計士が明かす恐怖

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中野浩至
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 「詐欺広告に写真が使われていませんか」。東京都渋谷区に事務所を構える山田真哉公認会計士(47)が知人から連絡をもらったのは、昨年9月だった。フェイスブック上で、自らが「投資コミュニティ」への参加を呼びかける広告が出ていたという。

 知人から送ってもらった「広告」の画像には、ネット記事用に撮影された自分の写真が転用されていた。広告には、LINEで山田さんとつながれば「コミュニティ」に無料参加できると書かれていた。

 まったく身に覚えがなかった。ユーチューバーとして税金や社会保障について解説する動画を配信しているが、投資関連の話題についてはほとんど扱っていない。20年ほど前にFX投資で5千万円を失った苦い経験から「不得意分野」という認識があるからだ。

世間一般に知れ渡っている存在でもないのに

 このころ、確かに実業家の堀…

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