第6回働く年齢「65歳過ぎても」4割超に 18年から増加 朝日世論調査
渡辺康人
朝日新聞社が実施した全国世論調査(郵送)のテーマ「人手不足社会」に関連して、何歳まで働くのが理想かを尋ねたところ、「65歳まで」以下の現役年代を挙げた人が計47%なのに対し、「70歳まで」~「80歳以上」の高齢を選んだ人が44%と拮抗(きっこう)した。2018年11~12月の郵送調査では55%対38%と現役世代でのリタイア願望が多かったが、5年余りで様変わりした。
結果は「60歳より前」が3%、「60歳まで」が13%、「65歳まで」が31%。多くの企業などで定年を過ぎる「70歳まで」が30%、「75歳まで」が11%、「80歳以上」が3%だった。
18年調査との比較では特に「65歳まで」が36→31%と減り、「70歳まで」が26→30%と増加した。21年4月施行の改正高年齢者雇用安定法で、70歳までの就業確保が企業の努力義務となったことなども影響したとみられる。
回答者の年齢が上がるほど働…
- 【視点】
「65歳を過ぎても働く社会」の是非について、アンケート回答の選択肢が「よい」「よくない」の二択だったことが窺えるが、もしこれに「仕方ない」が加わった三択だったら、「仕方ない」の得票がダントツで多かったのではないだろうか? というのも、以前話
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