UNRWAは「かけがえのないもの」 調査団、組合や教育面で注文も
ニューヨーク=遠田寛生
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の複数の職員が昨年10月のイスラエル襲撃に関与した疑惑を受け、UNRWAの中立性を検証していた独立調査団は22日、約9週間に及ぶ調査結果を公表した。8分野で改善を求めつつも、UNRWAはパレスチナの人間的・経済的発展にとって「かけがえのないもの」と結論づけた。
調査団は、パレスチナ自治区ガザ地区で働く職員を含む200人以上から聞き取りを行うなどして、54ページの報告書にまとめた。事務所のあるパレスチナ自治区西岸地区やエルサレム、アンマンにも足を運んだという。
報告書では、組織の中立性に…
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