山林120ヘクタール焼ける ヘリ9機出て散水も鎮火せず 宮古

隈部康弘

 20日午後1時ごろ、岩手県宮古市刈屋のシイタケの乾燥小屋から出火したと消防に連絡があり、この火事のものとみられる火が山林に燃え広がった。21日も鎮火せず延焼し、ヘリの消火活動は夕方にいったん終えた。県によると、21日午後3時現在、約120ヘクタールが焼けた。

 けが人や住宅への被害は出ていない。これまで最多で7世帯14人が市の施設に自主避難した。

 県や消防などによると、20日に宮古市が災害対策本部、県が災害特別警戒本部を設置。21日は早朝から消火活動が始まり、岩手、青森、秋田3県や自衛隊のヘリ計9機が出て、上空から散水を続けた。地上では消防団員ら約160人が消火活動にあたった。

 現場は国道340号近くの山林。山すその国道沿いには住宅が点在している。(隈部康弘)…

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