東電PGのゲームアプリは模倣? 別アプリ法人「知的財産侵害」指摘
杉浦達朗 鈴木淑子
東京電力パワーグリッド(PG)などが前橋市で今月始めた社会貢献イベントのゲームアプリについて、別のゲームを運営するNPO法人が「当社のアプリと酷似している。知的財産権侵害ではないか」と指摘していることがわかった。東電PGは「権利を侵害するものではないと認識している」としているが、当初予定していた市の事業としての実施は取りやめた。
この東電PGのゲームは「ぼくとわたしの電柱合戦」。参加者は専用のスマートフォンアプリ「ピクトレ」を使い、電柱を撮影した数などを競う。参加者は防災意識を高めながらギフト券や暗号資産を獲得でき、東電PGは撮影データを電力設備の維持管理に生かすことができる。同社は「電力業界初の社会貢献ゲーム」とPRしていた。
3月4日には前橋市役所で記者会見し、市の「都市魅力アップ共創推進事業」として4月13日から6月29日まで市内各地でゲームを開催すると発表。小川晶市長も「世界初の社会貢献ゲーム」と紹介していた。
ところが関係者によると、イ…
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