サンマ漁獲枠、1割削減し13.5万トンに 今後は自動算出で決定

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加藤裕則
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 世界的な不漁が続くサンマについて、国際機関が新たなルールを決めた。乱獲を防ぐため各国の交渉で決めていた漁獲枠を、資源調査にもとづき自動的に算出する。ただ参加国・地域の思惑もあり実際のサンマの漁獲量からの乖離(かいり)は大きく、この取り組みで資源が回復するかどうかは不透明だ。

 北太平洋漁業委員会(NPFC)の会合が15日から4日間、大阪市で開かれ、日本、カナダ、中国など9カ国・地域が参加した。公海における2024年分については昨年決めていた15万トンから1割削減し、13.5万トンで合意した。海域全体では22.5万トンとした。

 これまでは各国の話し合いで…

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