宮崎駿監督や上野千鶴子氏ら、米タイム誌「世界の100人」に選出

有料記事

吉武祐 編集委員・石飛徳樹
[PR]

 米タイム誌は17日、2024年の「世界で最も影響力のある100人」を発表し、日本から宮崎駿監督ら4人が選ばれた。

 宮崎監督の選評は、メキシコの映画監督ギレルモ・デル・トロ氏が寄せた。「となりのトトロ」と出会った後、東映時代の「長靴をはいた猫」や「アルプスの少女ハイジ」に宮崎監督の個性を発見し、「私の子ども時代をどれだけ形づくったか実感した」と振り返った。

 トロ氏はまた、宮崎監督を「アニメ史上最も影響力のある監督」と称賛し、米アカデミー賞長編アニメーション賞を受けた「君たちはどう生きるか」を「繊細な傑作」と評した。

 今回はほかに、社会学者の上野千鶴子氏、米エール大教授(免疫学)の岩崎明子氏、大阪大教授(生殖生物学)の林克彦氏も選ばれた。

 岩崎氏の選評は、米ジョージタウン大教授で元米国立アレルギー感染症研究所長のアンソニー・ファウチ博士が担当し、新型コロナウイルス感染症の後遺症についての業績を称賛した。

 タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」は毎年恒例で、昨年は岸田文雄首相も選ばれた。

 また、カンヌ国際映画祭は同…

この記事は有料記事です。残り430文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら