道後の水口酒造、代表・6代目蔵元に水口皓介氏 10月に就任

神谷毅

 【愛媛】清酒「仁喜多津(にきたつ)」や「道後ビール」などを製造販売する水口酒造(松山市)は、代表で6代目蔵元に、水口皓介専務(36)が10月1日付で就任すると発表した。父親の義継社長(67)は会長に就く。

 水口酒造は1895年創業で、道後地区で唯一の酒蔵。道後温泉本館が今年で改築から130年となり、水口酒造も2025年に創業130年の節目を迎えるのを前に、経営体制を強化する。

 皓介氏は、JR東海のシステム部門を担う子会社でシステム開発に携わった後、19年に水口酒造に入社した。ITを駆使した経営を進めるため、フリーマーケットサイト大手「メルカリ」から幹部人材を4月1日付で起用した。(神谷毅)…

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