パリ五輪まで100日、焦点は競技場外の開会式 テロの脅威で変更も

有料記事

パリ=宋光祐
[PR]

 7月26日に開幕するパリ五輪まで、17日であと100日となる。コロナ禍の開催で「五輪の価値」が問われた東京大会から3年。史上初の競技場外での開会式など、準備は最終段階に入った。しかし、ウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザでの紛争に終わりは見えず、テロの脅威を前に計画の変更を余儀なくされる可能性も出てきた。

 1924年以来、100年ぶりにパリで開催される五輪は「広く開かれた大会」をスローガンに掲げ、32競技の計329種目に出場する約1万人の選手を迎える。既存の施設や仮設の競技場が全体の95%を占め、ベルサイユ宮殿やコンコルド広場など世界的な観光名所も競技会場になる。

 3年前の東京五輪新型コロナの影響で開催が1年延期された上に、ほとんどの会場が無観客となる異例の形で開催された。2022年の北京冬季五輪も感染拡大防止のため外部との接触を隔てる方式で行われた。今回の五輪は夏季五輪としては、リオ大会以来8年ぶりにコロナの制限がない大会だ。

 ただ、本番が近づくにつれて、フランスが「創造性」を強く打ち出した大会は多くの課題に直面している。

 最大の焦点は、パリの象徴で…

この記事は有料記事です。残り1187文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら