「幼稚くささの円熟味」2度目の上方漫才大賞、笑い飯のめざす道

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照井琢見 岩本修弥
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 第59回上方漫才大賞(ラジオ大阪、関西テレビ主催)で、10年ぶり2度目となる大賞に輝いた、笑い飯吉本興業所属)。4月13日にあった発表会後、2人はこう漏らした。「自信がないから、謹んでお断りしようかとも思った」。言葉の裏には、大事にしている精神があった。

 ともに奈良県出身の西田幸治さん(49)と哲夫さん(49)が、2000年に結成した。10年に「M―1グランプリ」で優勝し、14年に上方漫才大賞の大賞を受賞した。それから10年。「円熟味を増した」と評価され、2度目の大賞に選ばれた。

 上方漫才大賞は1966年から続く伝統ある賞。これまで複数回受賞したのは、オール阪神・巨人など大ベテランや、最近では海原やすよ ともこなど、吉本興業の大看板たちだ。

円熟の先にあるものとは。笑い飯が理想の一端を明かしました。奨励賞の見取り図、新人賞の天才ピアニストに聞いた喜びの声も。

 2度目の受賞について、西田…

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