水原一平容疑者、大谷選手から1600万ドル詐取か 連邦検察が訴追

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ニューヨーク=中井大助
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 米連邦検察は11日、大リーグ大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者を、大谷選手から1600万ドル(約24億5千万円)超を詐取した銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。水原容疑者は違法スポーツ賭博の負けを支払うために、大谷選手の銀行口座から無断で送金し、銀行に対しては大谷選手になりすますこともあったという。

 ロサンゼルスで記者会見をした、担当の検察官は「大谷選手は被害者だったと認識している」と述べ、水原容疑者については「大谷選手からの信頼を悪用し、資産を奪った。とどまるところを知らない、違法賭博への欲望を満たすために」とした。また、水原容疑者はスポーツ賭博を繰り返していたが、野球の試合で賭博をしていた形跡はないという。

 銀行詐欺罪は、金融機関その…

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    越智萌
    (立命館大学国際関係研究科准教授)
    2024年4月12日10時37分 投稿
    【視点】

    ところで、日本の警察・検察は何もしないのでしょうか。日本刑法3条によれば日本国外において窃盗罪や詐欺罪を犯した日本国民は、日本刑法の対象となります(「国民の国外犯」)。 日本の警察がアメリカに行って捜査をすることは原則禁止されてはいますが

    …続きを読む