コンラッド、横浜の北仲地区に進出 272室、2027年開業

良永うめか
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 【神奈川】横浜市は10日、みなとみらい線馬車道駅近くの「北仲地区」(同市中区)に、ヒルトン系ホテルの高級ブランド「コンラッド横浜」が進出すると発表した。市は40億円の助成金を出すという。

 住友不動産(東京)と大和地所(横浜市)が昨年4月から同地区で複合施設の建設を進めている。地上40階、地下2階建て。完成は2026年11月、開業は27年をめざす。

 ヒルトンや住友不動産によると、施設の地上1階から16階にホテル「コンラッド横浜」が入る。約48平方メートルのスタンダードルームを中心とした272客室や飲食店、宴会場、会議室などを設ける。ヒルトンによると、国内外のレジャーやビジネス客を想定しているという。

 さらに地上18~40階には、賃貸レジデンス「ラ・トゥール横浜」(仮称)が入る。1LDK~4LDKの224戸などで構成される予定だという。

 横浜市では現在、臨海部のみなとみらい地区を中心に外資系ホテルが続々と進出しており、市の担当者は「世界的なブランドのホテルや富裕層向けの賃貸共同住宅が入ることで、海外の方が足を踏み入れる大きなきっかけとなる。北仲地区は関内エリアとみなとみらいエリアの結節点。今後の観光や経済効果に期待している」と話した。(良永うめか)

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