水原一平氏、当局に違法賭博認める方向か 大谷選手も聞き取り 米紙

ニューヨーク=遠田寛生
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 米ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は10日、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が近日中に違法賭博の罪を認める方向で当局と交渉していると報じた。捜査状況を知る関係者の話として報じた。大谷選手は水原氏が口座から金を「盗んだ」と主張しており、賭博への関与を否定している。

 NYTによると、「捜査当局は水原氏が盗んだ可能性がある証拠をつかんだ」としている。大谷選手の銀行口座の設定を変更し、取引に関する通知が大谷選手に届かないように設定した疑いがあるという。

 同紙は大谷選手が捜査に協力するために聞き取りに応じたとも報じた。

 水原氏を巡っては複数の米メディアが3月、違法賭博に関与した疑いがあり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億9千万円)が違法賭博の関連口座に送金された、と報じていた。水原氏は米メディアの取材に、当初は借金を大谷選手が肩代わりしたと説明していたが、後に撤回していた。(ニューヨーク=遠田寛生)

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