初の出資先はシェアリングサービス会社に JR四国の投資ファンド

福家司
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 非鉄道部門の収益拡大を目指してJR四国が昨年設立した投資ファンド「四国・リレーションシップファンド」の初の出資先が、東京のシェアリングサービス会社に決まった。JR四国が3月26日に発表した。

 出資先企業はピーステックラボで、モノの貸し借りアプリ「Alice.style(アリススタイル)」、定額制シェアリングサービス「Alice.style PRIME(アリスプライム)」の登録ユーザーが150万人を超えているベンチャー企業。出資は3月29日付、出資額は非公表。

 JR四国は、すでにピース社がJR東日本と提携して実施している「手ぶら旅」のサービスを四国でも行うことや、ホテルにピース社が高級家電や美容器具を備え、部屋の付加価値を高める事業を実施することを想定しているという。

 JR四国総合企画本部の担当者は、「ピース社が四国でシェアリングサービスを展開すれば、四国が元気になることにつながる」としている。

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