ガザ全域で建物の半数が被害 侵攻開始から半年、衛星データから分析

イスラエル・パレスチナ問題

日高奈緒 中山美里 グラフィック・加藤啓太郎
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 米オレゴン州立大などの衛星画像の分析では、イスラエルの大規模攻撃が始まってから半年で、パレスチナ自治区ガザにあった建物の半数が被害を受けた。

 攻撃は当初、ガザ北部が主な標的だった。2023年11月時点でガザ市の3割の建物が空爆などの被害を受けていた。

 イスラエルは住民に対し、南部に移動するよう要求しつつ、12月ごろからは全土に攻撃の範囲を広げた。

 今年3月下旬までに、ガザ市の建物は7割が、避難民が集まる南部最大の都市ハンユニスでも半数の建物が壊された。

 国際連合人道問題調整事務所(OCHA)などによると、この半年間の死者数はイスラエル側が約1500人、パレスチナ側はその20倍を超える3万3千人に達している。日高奈緒、中山美里、グラフィック・加藤啓太郎)

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