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利上げ判断、夏から秋にも 植田日銀総裁「物価目標の確度高まれば」

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土居新平
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 日本銀行植田和男総裁が朝日新聞の単独インタビューに応じ、物価上昇率2%目標の達成に向けた「確度」がさらに高まれば、追加利上げを検討する考えを示した。今後について「夏から秋にかけて春闘の結果が物価にも反映されていく中で、目標達成の可能性がどんどん高まっていく」と発言。日銀の追加利上げの判断は、この時期が焦点になりそうだ。

 3日にインタビューした。日銀は3月の金融政策決定会合で、賃金と物価の「好循環」が見通せる状況に至ったとして、黒田東彦(はるひこ)・前総裁の時代から約11年にわたった「異次元」の金融政策を転換。17年ぶりの利上げとなるマイナス金利政策の解除に踏み切った。

 植田氏は、物価の現状につい…

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