ミャンマー民主派「国軍本部にドローン攻撃」と声明 首都では異例

ヤンゴン=笠原真
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 ミャンマーの首都ネピドーの国軍本部と空軍基地を標的とするドローン攻撃が4日、あった。国軍に反発する民主派が立ち上げた「統一政府(NUG)」は同日、攻撃を行ったと声明を出した。死傷者が出た可能性も示唆している。一方、国軍側は「ドローンの撃墜に成功した」とし、被害はなかったと主張している。

 ミャンマーでは2021年の国軍によるクーデター以降、国軍と民主派武装勢力の武力衝突が続いてきたが、首都が攻撃を受けるのは初とみられる。警備が特に厳しい国軍本部への攻撃は極めて異例だ。

 攻撃を受けた本部は、国軍トップのミンアウンフライン最高司令官の司令官室とも近接する。

 民主派支持者のフェイスブック上では、国軍本部にドローン16機、空軍基地には13機で攻撃が行われたとする情報もあるが、被害状況は不明だ。(ヤンゴン=笠原真)

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