小林製薬(大阪市)の紅麴(こうじ)原料を使ったサプリメントをめぐる問題で、同社の小林章浩社長らが29日14時から記者会見に臨んだ。
22日に問題を公表してから、ちょうど1週間。関連が疑われる死者が4人に増えるなど、被害の広がりが明らかになってきた。
数々の疑問点や今後の対応について、なにを語るのか。同社の説明に注目が集まる。
なにが起こっているの?
まず注目されるのが、健康被害の広がりと深刻さについての説明だ。
22日の発表で強調されたのは、腎疾患だった。同社のサプリ「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」を飲んだ後、むくんだり尿が出にくくなったりする症状が出て、病院で検査をすると腎臓の機能が低下していると指摘された人が相次いだ。
このときまでに同社が把握していた、入院が必要になった患者は、6人。それが28日の厚生労働省への報告では、93人にまで増えた。問題が表沙汰になったことで、小林製薬に連絡した人が多かったと見られる。
当初は把握していなかったという「摂取後に死亡した」という申告も、4人の遺族からあった。
だが、いずれも死因や症状だけではなく、性別や年齢、既往症の有無なども明らかにされていない。
はたして被害は腎疾患にとどまるのか。被害者はどこまで増えるのか。現時点での同社の見方、考え方が注目される。
なにが原因だったの?
サプリを飲んで腎臓の機能が…
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