宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、月探査機SLIM(スリム)との通信の確立を確認したことを明らかにした。ここ約1カ月間は「休眠」状態だったが、太陽光が太陽電池パネルに当たり、3度目の復活をしたという。
JAXAによると、SLIMから信号が届いたのは27日夜。カメラが撮影した月面画像も送信してきた。ただ、一部の搭載機器に不調が出ているといい、観測が再開できるかどうか確認中という。
月面では、太陽光が当たる状態と当たらない状態が約2週間ずつあり、太陽光が当たらないと零下約170度になる。SLIMは過酷な環境に耐えられる設計になっておらず、当初稼働できるのは数日と見込んでいたが、着陸から2カ月以上たっても稼働する「タフさ」を見せている。
1月20日に月面に着陸した…
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