岸田首相「必要な追加聴取、続ける」裏金事件の安倍派聴取、来週も

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森岡航平
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 自民党安倍派による組織的な裏金事件をめぐり、党総裁の岸田文雄首相は27日、同派幹部の世耕弘成・前党参院幹事長(和歌山選挙区)、西村康稔・前経済産業相(衆院兵庫9区)に聞き取り調査を行った。首相による聴取は26日の塩谷立下村博文両元文部科学相に続き、2日連続。

 首相は27日夕、首相官邸で「(聴取は)今日で終わるのではなく、必要な追加の調査を執行部で手分けして続けていく」と記者団に述べ、来週も行う考えを示した。党幹部も「もう少し調べなければならない」としており、4月上旬にも行う処分に向け、関係者の聴取を重ねることにした。

 首相は同日午後、東京都内のホテルに茂木敏充幹事長、森山裕総務会長同席のもと、世耕、西村両氏を個別に呼び出し、事件をめぐる事情を聴取した。2人への党の聴取は2月に続き2度目。26日同様、今回は首相自身が話を聞いた。

 党執行部が世耕氏に特に強く…

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