能登半島地震の災害ボランティアが宿泊できる「テント村」が石川県七尾市に完成し、25日から活動が始まった。宿泊先の確保でボランティアの作業時間を増やし、早期の復興につなげる。
25日午前8時すぎ、七尾市の七尾城山野球場。並んだテントから、リュックサックを背負い、ヘルメットを持ったボランティア34人が次々と出発した。市災害ボランティアセンターに割り振られた被災住宅へと向かい、片付けを手伝う。
テント村には、登山用具メーカーから提供された2人用テント100張りが設置され、最大200人が泊まれる。度々現地へ支援に入っている登山家の野口健さん(50)が、災害時の支援協定を結ぶ岡山県総社市とともに発案した。「いろいろな被災地に行ってきたけれど、今回の被災地ではボランティアが少ない。雪が降り寒い中、高齢の方々が片付けをしている姿に心が詰まる思いだった」と野口さん。呼びかけに応じた大阪府和泉市や神奈川県海老名市、富山県南砺市など計7市が協力し、少なくとも5月末ごろまで運営する。
これまでは被災地への交通事…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら