モスクワ襲撃事件、容疑者4人勾留 タジキスタン出身の10~30代
モスクワ郊外のコンサート会場で多数の死傷者が出た襲撃事件で、モスクワの裁判所は24日夜、実行犯とされる容疑者4人の逮捕、勾留を認めた。地元メディアによると4人は10~30代で、全員が中央アジアの旧ソ連構成国タジキスタンの出身という。
ロシア当局は事件直後、実行犯4人を含む容疑者11人を事件に関与した疑いで拘束したと発表。テロの容疑で捜査を進めていた。裁判所は容疑者ら4人について、いずれも5月22日までの勾留を認めたという。裁判で有罪となれば、最大で終身刑が言い渡される。
裁判所に出廷した容疑者らの顔は腫れ上がり、目の周りにはあざのようなあとがみられた。SNS上では、容疑者らが治安機関の職員に拷問を受けた様子とされる写真や動画も出回っている。
襲撃事件は過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。熱心なイスラム教徒の多いタジキスタンではかつて、ISによる戦闘員の勧誘が盛んに行われていたとされる。
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