日本維新の会は24日、京都市で党大会を開き、次期衆院選の目標に「与党過半数割れ」とする活動方針を新たに決めた。これまでの「野党第1党」に加筆した形だが事実上の方針転換。裏金事件で自民党から距離を置き始めたものの、政権批判の受け皿になりきれない。腰の定まらない維新の行く先は――。
初めて京都市で開かれ、約550人が参加した党大会。あいさつに立った馬場伸幸代表の言葉には危機感がにじんだ。「自民党の(裏金)問題があるから、維新に追い風が吹いていると思う人もいるが、私はそうは思わない。維新をはじめ、野党の支持率は全く上がっていない」
この日、発表された2024…