「学校トイレに生理用品常備を」 高校生が実証実験、需要に手応え

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小沢邦男
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 岡山市立高校の女子生徒3人が、ある「革命」の実現に向け、実証実験に取り組んだ。目指すのは高校のトイレに生理用品を常備させること。実際にトイレの個室に生理用品を置いた学校では、アンケートに答えた約1千人の生徒らのうち約7割が使用したと回答した。アンケート結果に手応えを感じるとともに、取り組みの拡大に向けた発信を続けていく。

 3人は山領(やまりょう)珊南(さんな)さん、山形萌花さん、沢田まりあさん。岡山市立岡山後楽館高校の同級生だ。2年生のときから授業の総合的な探究の時間で、「生理の貧困」をテーマに模索を続けてきた。コロナ禍で顕在化した、経済的事情などから生理用品を購入できないという問題。3人は「トイレットペーパーと同じように置くことはできないだろうか」。思いが一致した。

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 3人は高校のトイレに生理用品を設置して「革命」を起こそうと、「生理革命委員会」のグループ名で活動。

 これまで校内でのアンケート…

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