「戦争反対」は政治的ですか? ポスターはがされた新宿の老舗カフェ

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福岡龍一郎

 「戦争反対」は「政治的」なのか。

 JR新宿駅ビル構内にあるビアカフェ「ベルク」店長の井野朋也さん(63)は、よくそう思う。

 昨年11月、こんなことがあった。

 X(旧ツイッター)で、自身の店に関する、ある投稿が目についた。

 「おいしいから好き。思想貼っているのは私には合わないのは確かだけど」

 店の食事をおいしいと言ってくれるのはうれしい。だが、「思想貼っている」という表現が気になった。

 店ではいくつかのポスターを「貼っている」。パンやソーセージの製造方法のうんちくやこだわりを記したもの。ジョン・レノンとオノ・ヨーコがベトナム反戦への思いをこめたとされる曲「ハッピー・クリスマス」の歌詞から、「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT(戦争は終わった!君がそう望むなら)」と書かれたものもある。

 どれの何の「思想」を言っているのだろうか。「もし差し支えなければ教えていただけますか?」と送った。

「なんとなく苦手」 社会の空気って何だろう

 返信があった…

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    白川優子
    (国境なき医師団看護師)
    2024年3月23日18時0分 投稿
    【視点】

    ベルクは、私にとって移動の間の微妙な時間の調整に最適のお店です。次のアポや待ち合わせ前などにちょこっとお茶をしたり、ワインを1杯など、大変重宝させて頂いています。 さて、反戦に関してですが、私は実際の戦争を何度も生で目の当たりにしてきまし

    …続きを読む
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    西岡研介
    (ノンフィクションライター)
    2024年3月23日22時41分 投稿
    【視点】

    私は学生時代を京都で過ごしたが、学生時代に出入りした喫茶店も、ごはん屋さんも「反戦」はもちろん「反外登法」、「反入管法」のビラや集会のチラシ、ポスターだらけの店だったような気がするが……(もっとも、私がそんな店しか知らなかったのかもしれない

    …続きを読む
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