「ドラゴンボール」がテーマパークに 世界初、サウジアラビアで
漫画家の故・鳥山明さんの代表作で、世界的な人気を誇る「ドラゴンボール」のテーマパークが、サウジアラビアで建設される。同作のアニメ版の制作を手がける東映アニメーションが22日、発表した。オープン時期などの詳細は今後発表するという。
世界初となる「ドラゴンボールテーマパーク」は、サウジアラビア政府が掲げる中長期計画の一環として、首都リヤド近郊で建設が進められている総合エンターテインメント都市「Qiddiya(キディヤ) City(シティ)」にオープン予定。東京ドーム10個分以上の敷地(50万平方メートル超)に、七つのエリア、30以上のアトラクションを計画しているという。作中に登場する「カメハウス」「カプセルコーポレーション」などを再現するほか、高さ約70メートルの「神龍(シェンロン)」をパークのシンボルとし、その内部に大型ジェットコースターを設置予定。パーク内にはレストランやショップ、ホテルも設けるという。
22日に東映アニメーションと、計画を手がけるサウジアラビア企業「Qiddiya Investment Company」の調印式が開かれた。東映アニメの高木勝裕社長が、今月1日に亡くなった鳥山さんへの弔意を示したうえで計画について説明。「ドラゴンボールの世界に入り込み、アニメに登場するキャラクターになったような気分で、(主人公の)孫悟空たちとともに冒険を楽しむことができる」と語った。