ネタニヤフ首相、ラファ侵攻「少し時間かかる」 米側と見解の相違も

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エルサレム=其山史晃 テヘラン=佐藤達弥
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 イスラエルのネタニヤフ首相は20日の声明で、パレスチナ自治区ガザの最南端ラファへの侵攻について、「少し時間がかかる」との見通しを示した。避難民ら100万人以上が集中するラファが大規模戦闘に陥れば人道危機は必至で、米政権もイスラエル側に自制を求める圧力を強めている。

 ラファへの侵攻をめぐり、イスラエル政府はすでに作戦計画を承認している。ネタニヤフ氏は20日の声明で、戦闘地域からの民間人の避難計画をまもなく承認するとの方針を示し、「ラファに入る準備を進めているが、少し時間がかかるだろう」と述べた。

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この記事を書いた人
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

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