トヨタ、監査役候補に元中日新聞編集委員 マスコミ出身の役員は初
稲垣千駿
トヨタ自動車は21日、今年の株主総会に諮る新たな社外監査役の候補に、元中日新聞社編集委員の長田(おさだ)弘己(ひろみ)氏(50)を選んだと発表した。実際に選任されれば、同社初のマスコミ出身の役員になる見込みだ。
トヨタによると、社外役員の独立性を判断する基準を見直した結果、現社外監査役の酒井竜児氏が所属する長島・大野・常松法律事務所が「主要取引先」にあたり、再任に適さないと判断。代わりに長田氏をあてることにした。取締役は現体制を継続する方向で、取締役・監査役計16人のうち女性は長田氏を含めて3人になる見通し。
長田氏は24年3月1日付で中日新聞社を退職。同社ホームページによると、1999年に入社し、名古屋経済部記者やニューヨーク特派員のほか、「トヨタグループ取材班キャップ」の経験もある。
トヨタは社外監査役に「豊富…
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