第4回JR北海道根室線 復活を求める活動に 存続を求める市民団体が変更

根室線「赤線区」ラストラン

中沢滋人
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 3月末をもって廃止になるJR北海道根室線の富良野―新得間(81・7キロ)について、存続などを求めてきた新得町の住民団体「根室本線の災害復旧と存続を求める会」(平良則代表)が、今後は同区間の復活を求める活動を考えていくことを決めた。会名も「根室本線の復活を考える会」に変更した。15日夜に町内で集会を開き、決定した。

 平代表はあいさつで「災害復旧、鉄路存続という私たちの思いが届かず、廃止という最悪の結果になり誠に残念。訴え続けたが、なかなか政治が動いてくれなかった」と述べ、6年間の活動を総括した。

 続く、意見交換の中では、同区間が道央・道北と道東をつなぐ路線としての重要性を指摘する声が相次いだ。「バス転換になっても、運転手が不足していく中、将来的にはやはり鉄道が必要ということになる」「廃線跡を観光鉄道などとして活用してレールを残し、将来的に区間を復活させて、JR北海道が計画中の観光列車『赤い星』『青い星』などを走らせるよう運動を展開するべき」などの意見が出た。(中沢滋人)

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