第3回「ディープステート解体」の真意は 元側近が語ったトランプ氏の構想
連載 トランプ再来 備える日本と世界:③
「スティーブ・バノンはどこだ? 我々はスティーブを愛している」。2月24日、米保守派最大の政治イベント「保守政治活動会議(CPAC)」の演説で、トランプ前大統領(77)は元側近の名を7回も連呼した。
スティーブ・バノン氏(70)。トランプ氏の最初の大統領選を取り仕切り、首席戦略官として一時はトランプ政権にも入っていた。トランプ氏の思考法や行動様式を理解する上で重要な人物だ。
トランプ氏が大勝した「スーパーチューズデー」から一夜明けた3月6日、ワシントンの住宅街にバノン氏を訪ねると、上機嫌で現れた。
「せっかくだからスタジオで話そう」。向かった先は、バノン氏がホスト役を務めるポッドキャストの人気番組「ウォールーム」の収録現場。強い照明のなか、勢いよく話し始めた。
【連載を最初から読む】トランプ再来 備える日本と世界 アメリカ大統領選2024
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