「ゴジラ-1.0」山崎監督が会見 「製作費潤沢に…変わってくる」

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小原篤

 第96回米アカデミー賞でアジア初の視覚効果賞を獲得した「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」の山崎貴監督らが12日夜、授賞式のあったロサンゼルスから帰国し、羽田空港で受賞記念記者会見を開いた。

 山崎監督は「あまりにもうまくいきすぎて怖い。スタッフとキャストの皆さんの努力が『ゴジラ』をここまで押し上げてくれたし、ゴジラのおかげでここまで来られた。これを到達点にせず出発点としていろいろなことに挑戦していきたい」と語った。

 敗戦直後の日本を襲うゴジラに、特攻隊の生き残りの主人公らが立ち向かう物語。

 「視覚効果賞は巨大な予算をかけて凝りに凝ったVFX(視覚効果)の中からベストを選ぶ。ハリウッドにとっては聖域中の聖域で、その扉を僕らに開いてくれた。懐の深さと、僕らが取っても何ら揺らぎはしないという自信と、僕のつたない英語スピーチを優しく聴いてくれる温かさを感じた」

 選ばれた理由については、「VFXスタッフの人数の少なさと低予算という特殊なケースなので、そこを面白がってもらえたのかも。物語にVFXがいかに貢献したかが大事な賞なので、ゴジラが迫ってくる恐怖感といったところを評価してくれたのでは」。

 日本のVFXが世界に通用す…

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この記事を書いた人
小原篤
文化部|映画・アニメ・マンガ
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映画・アニメ・マンガ全般