「17歳 さき」で美人局か 転落死の大学生、逃げられない場所に?

甲斐江里子 田添聖史
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 「美人局(つつもたせ)」の手口で脅した大学生をビルから転落死させたとして、中学生3人が強盗致死の疑いで逮捕や児童相談所通告された事件で、当時13歳だった中学2年の少年(14)が大阪府警に「被害者が逃げられない場所に誘い込んだ」という趣旨の説明をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。府警は大学生がビルから飛び降りざるを得ない状況だったとみている。

 捜査関係者によると、少年と中学2年の少女(14)は2月、SNSで17歳の「さき」という架空の女性になりすましたアカウントで男子大学生(22)と接触。少年が「会いたい。ホテル代だけ持ってきて」などとメッセージを送信したとみられるという。

 事件当日の2月12日は、少女が大学生と大阪市中央区の駅のそばで待ち合わせ、「ビルに住んでいる母親に呼ばれた」とうそをつき、近くのビルの6階と7階の間の階段踊り場に誘導。大学生は6階から踊り場に来た3人と対面後、ビルの6~7階付近から隣の4階建てビルの屋上に飛び降り、さらに逃げようとして転落死した。ビルのエレベーターは6階までしかなく、上階には物置と屋上しかなかったという。

 捜査関係者によると、少年のスマートフォンには複数のアカウントで他の複数の男性とやり取りした形跡があった。少年と少女は同様の手口で他にも金を奪ったことを認めているという。

 府警は6~7日、少女と、当日に参加を持ちかけられた中学3年の少年(15)を強盗致死の疑いで逮捕。中学2年の少年は、刑事責任を問われない「触法少年」として、児童相談所に通告した。(甲斐江里子、田添聖史)

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