工藤会トップに一部「無罪」、専門家「推認の死刑判決に無理あった」
【動画】工藤会控訴審、トップの一審死刑判決を破棄
特定危険指定暴力団工藤会のトップで総裁の野村悟被告(76)に死刑を言い渡した福岡地裁の一審判決を破棄し、一部事件について無罪とした12日の福岡高裁の控訴審判決。他の暴力団にどう影響するのか。
暴力団を長年取材してきたジャーナリストの溝口敦さんは、一審の死刑判決について「工藤会や他の暴力団に衝撃を与え、十分すぎるほど効いていた。行動を規制していた」と言う。
そのうえで、野村被告を無期…
- 【視点】
「推認に推認を重ねた一審の死刑判決には無理があった。それへの咎めのように思う」との溝口敦さんのコメントに深く同意。これまでの、暴力団に対する、司法全体の〝前のめり過ぎる〟姿勢に、福岡高裁がブレーキをかけた形だ。その一方で、一審の死刑判決につ
…続きを読む