漫画の神様に猛アタック、大和和紀さんと山岸凉子さんが語る札幌時代

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日浦統
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 家も近い「初めての漫画友達」だった――。「あさきゆめみし」の大和(やまと)和紀(わき)さんと「日出処(ひいづるところ)の天子」の山岸凉子さんの2人展が、青春時代を過ごした札幌市の東1丁目劇場で始まった。40年以上にわたって読まれ続ける代表作をもつ少女漫画の巨匠2人による初めての企画展。初日の9日はトークイベントも行われ、ファンの女性たちが詰めかけて、大盛況だった。

 イベントで「札幌同期」の2人は互いの作品の感想を述べ合った。高校時代は大和さんの父親が当時経営していた喫茶店の「ポールスター」や「西林」でお互いの原稿を見せあったり、マンガについて話し合ったりして仲を深めたという。

 雪まつりを訪れた手塚治虫さんに2人で猛アタックし、自分たちの原稿を見てもらうことに成功した。

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 記者会見で大和さんは「絶対…

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