京葉線の幕張豊砂駅が開業1年 ホテルや体験施設の開業も続く
JR京葉線の幕張豊砂駅(千葉市美浜区)の開業1年を記念し、駅周辺で16、17日、イベントが開催される。周辺では開発が進み、ホテルやバーベキューができるビアガーデンが開業予定。京葉線でも使用されているE233系の運転体験ができる「鉄道運転体験ハウス」もオープンする。
幕張豊砂駅は京葉線の18番目の駅として昨年3月18日に開業した。JRでは県内25年ぶりの新駅で、新習志野駅と海浜幕張駅の間に位置する。
開業1年を前に駅周辺では16、17日、記念イベント「開業1周年まつり」が開かれる。16日には豊砂公園前道路で地元の中高生らによるマーチングパレードがあり、17日には千葉市動物公園の動物たちと記念撮影ができる「えきなかどうぶつえん」などのイベントがある。
駅の開業にともなう駅周辺の開発により、15日には「とよすなうみかぜ広場」と「幕張豊砂BBQビアガーデン」、鉄道運転体験ができる「とよすなトレイン P318」が開業する。「とよすなトレイン」では、E233系の運転台を備えた運転シミュレーター(10分、税込み1千円)や実物の80分の1のサイズの鉄道ジオラマ(3分、税込み300円)を体験できる。いずれも支払いは交通系ICカードのみとなっている。
また25日には駅前に地上11階建て、全229室のホテル「JR東日本ホテルメッツ プレミア 幕張豊砂」も開業する。
JR東日本千葉支社の担当者は「イベントを通して駅周辺ににぎわいを創出し、多くのお客さまに駅や京葉線に親しみを持っていただきたい」と話す。
京葉線は16日のダイヤ改定で、早朝の上り2本を除く通勤時間帯の快速を各駅停車に変更し、通勤快速(上下線合わせて平日4本)は廃止にする。これにより、快速が停車しない幕張豊砂駅への停車本数は平日で30本増加する見込み。
詳細はJR東日本のホームページ(https://www.jreast.co.jp/press/)。(近藤咲子)
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