「トランプ氏はウクライナ、ガザ見捨てる」 識者が予測、台湾は?
米大統領選の候補者指名争いで15州の予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」は、トランプ前大統領が14州で勝利した。民主党のバイデン大統領と争うとみられる11月の本選でも勢いを維持するのか。トランプ氏が勝利した場合、国際社会にどのような影響が及ぶのか。神戸大大学院の簑原俊洋教授(日米関係)に聞いた。
――トランプ氏のこれまでの勢いをどう見ますか。
「共和党支持者の3割ほどは、何がなんでもトランプ氏を支持する不動の岩盤票だとされています。しかし、元国連大使のヘイリー氏が首都ワシントンやバーモント州で勝利したことは、共和党穏健派のなかに一定数の根強い『反トランプ派(ネバー・トランプ派)』が存在していることを示しました」
「また、トランプ氏はそれ以外の州で圧勝したものの、多くの州で当初の得票予想を数%ずつ下回っています。例えば圧倒的な強さを誇るテキサス州では8割以上得票するとみられていましたが、実際は70%台後半にとどまりました」
「こうした数%の『取りこぼし』が、接戦が予想される本選にどのような影響を及ぼすのか、注視する必要があります」
記事の後半ではトランプ氏が再選された場合、ウクライナやガザ情勢、対日関係にどのような影響が出るか論じています
――世論調査では、再選を目指すバイデン氏に対してトランプ氏の優勢が伝えられています。
「バイデン氏勝利、十分ある」
「バイデン氏が勝利する可能…
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