第4回自民にとって最大の脅威とは 選挙一筋40年、元自民職員の野党戦略
聞き手・三輪さち子
【動画】「受け皿」になるために 問われる野党
野党が「受け皿」になるうえで、必要な選挙戦略とは何か。長年にわたり自民党職員として選挙対策を担い、2012年の政権奪還にも関わった久米晃氏(現選挙・政治アドバイザー)に、自民に脅威となる野党の選挙戦略を聞いた。
――内閣支持率と自民党支持率が下がっているのに、野党各党の支持率はそれほど上向きません。なぜでしょうか。
言ってしまえば、そもそも「与党不支持」はあっても、「野党支持」というのはほとんどない。野党に票を入れる理由は、与党に託しても夢はかないそうにないという、有権者の怒りや不満があるときだ。
今の与党に満足か、不満足か、その選択だ。内閣支持率が2割ということは、7~8割の人たちは不満とみていい。その人たちの受け皿になることができるか。野党は問われている。
――与党不支持層を受け止める上で、具体的に何が必要だと考えますか。
野党の統一候補を立てるべき…
- 【視点】
国政選挙から地方選挙まで、全国各地の選挙事情に通じている久米さんは、私も含め、永田町で取材したことがある記者にとっては、選挙取材などでいつもご意見を聞きたくなる存在です。久米さんが語る野党戦略を興味深く読みましたが、記事の最後にある「本当の
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