明治「チェルシー」今月で販売終了 半世紀の歴史に幕 競合増え低迷

 明治は、キャンディー「チェルシー」の販売を今月で終えると明らかにした。製造はすでに終えていて、店頭の在庫が無くなり次第、半世紀の歴史に幕を閉じる。「市場環境や顧客ニーズの変化で収益が落ち込み、販売を終了せざるを得ない」(広報)という。

 英スコットランドの伝統的なキャンディーをヒントに、1971年にバタースカッチ味とヨーグルトスカッチ味で発売された。黒地に花柄の包装でも親しまれた。ただ2002年度に約25億円あった売上高は、少子高齢化に加えてチョコレートやガム、グミなどの競合品におされ、22年度は約5億円に落ち込んでいた…

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    吉川ばんび
    (作家・コラムニスト)
    2024年3月5日18時59分 投稿
    【視点】

    小さいころ、よく母がチェルシーを買い与えてくれたことを思い出し、とても名残惜しくニュースを見ています。私が好きなのはヨーグルトスカッチ味で、アソートの中からヨーグルトスカッチ味だけを選り分けて自分のものにしていた記憶があります。いまさらにな

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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2024年3月4日18時56分 投稿
    【視点】

    ほ~ら♪ のCMを思い出します。私はバター時々ヨーグルトでした。同い年ぐらいだったのか…販売中止を惜しむ前に、時々買っていればよかったのですね。そういう昭和のお菓子、多いです。

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