神戸大で昨秋、一般教養科目の一つとしてウクライナ語の講義が始まった。開講当初は教室から学生があふれ、ウクライナ侵攻から2年が経った今も盛況が続く。開講のきっかけは、ロシア語の履修者数の変化だった。
1月上旬、神戸大鶴甲第1キャンパス(神戸市灘区)の定員100人以上の大講義室。
「次の文を過去形に置き換えて訳してください」。同大非常勤講師で神戸市外大の岡野要准教授がそう言うと、学生らはウクライナ語の名詞の活用などが書かれたプリントを見ながら訳に取り組んでいた。
履修者の一人、経営学部3年の村本有士さんは「『キエフ』が『キーウ』に変わり、言語に興味を持った。今後は国際的な仕事をする際にもウクライナ語は重要になってくるんじゃないか」。将来も見すえて勉強を始めたという。
記事後半には、外国語大学の状況も
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、神戸大の外国語履修に変化が生まれた。
2022年度、第2外国語の…
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