セクハラ行為は「感謝のつもり」 岐南町長会見、謝罪するも即弁解

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保坂知晃

 「私が聞かれていないことまで事実と認定されている」「結論ありきの調査」――。女性職員へのセクハラ行為を認定された岐阜県岐南町の小島英雄町長(74)は28日、記者会見を開き、事実関係を調べた町の第三者調査委員会への批判を繰り返した。辞職の意向を示したが、「すぐ辞職すると(第三者委の指摘を)認めたことになる」と不満をあらわにした。

町長「忙しいので報告書は全部読んでいない」

 「住民のみなさまに多大なる迷惑をかけたことをおわびします」。小島氏の会見は謝罪で始まったが、直後に弁解に変わった。

 「第三者委の調査報告書は中立性を欠き、偏見がある。もう少し丁寧な調査があるべきではないか」。町が税金を投じ、調査を委託した弁護士3人でつくる第三者委をそう批判した。

 27日公表の報告書は、特定…

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    サンキュータツオ
    (漫才師・日本語学者)
    2024年2月29日4時27分 投稿
    【視点】

    エネオスのセクハラの件もそうですが、ハラスメントをしている人には当然「自覚」はありません。相談が寄せられ、自覚をうながしても開き直る無神経さがある人だからハラスメントが起こるのです。 したがって、周囲に注意ができる人、あるいは注意ができる

    …続きを読む