新幹線、敦賀開業前に北陸47蔵が記念ボトル発売 被災9蔵の支援も

能登半島地震

朝倉義統
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 北陸新幹線の金沢―敦賀開業を記念した北陸3県(富山、石川、福井)47蔵の地酒ボトルが、開業1カ月前の16日に発売された。計5万2500本の限定品で、3県のJR駅売店などで買える。能登半島地震で被災し、参加できなかった9蔵の支援もする。

 ボトルのラベルには、新幹線の車両とともに、富山は黒部ダムや伝統行事「おわら風の盆」、雷鳥、石川は兼六園金沢駅前「鼓門」、福井は恐竜や越前ガニ東尋坊など各県の名所や名物があしらわれている。3県の駅売店のほか、酒店、東京のアンテナショップで買える。容量は富山270ミリリットル、石川・福井は300ミリリットルで、価格は610~1470円(税込み)。

 一方、石川県珠洲市と輪島市、能登町の計9蔵の6210本は、地震で出荷ができなかった。そのため、企画した北陸三県卸売酒販組合は急きょ、復興支援のオリジナルクリアファイル(220円)を作り、同時に発売した。ファイルの売り上げの半分が支援に使われるという。

 組合の担当者は「記念ボトルとクリアファイルを買って北陸と能登の酒蔵の復興を手伝って」と話す。(朝倉義統)

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能登半島地震

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