戦時下のウクライナ。首都キーウのショッピングモールを訪れると、一見、普段と変わらぬ風景が広がる。ただ、目をこらすと、銃弾が突き刺さった「ショット」グラスや、モスクワのクレムリンが燃える絵柄の靴下など、戦争を想起させる商品があちこちで売られている。ウクライナ国旗の青色と黄色を使った商品も目立つ。
モール内にあるスーパーでは、迷彩柄のパッケージに「ウクライナに栄光あれ」と書かれたチョコレートが売られていた。買い物客の女性(47)が手にしたのは、国旗の青色と黄色をあしらったハートマークが描かれたパッケージのチョコだった。
女性は、「明日ロンドンに行くから、友達へのお土産に何かウクライナを象徴するものを買おうと思って。ロシアの侵攻前はこんな愛国的な商品には注目していなかったけどね」と話す。
戦争や国旗に関連した商品は、侵攻後に急増した。
高まる愛国心
ウクライナの主要シンクタン…
この記事を書いた人
- 河崎優子
- 東京社会部|五輪・パラリンピック
国際社会、中南米、教育、ジェンダー
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