異国の地、たった1人で経験した地震 工場は実習生のおかげで再開

有料記事能登半島地震

大滝哲彰

 《こわくてしかたがないよ。いつもなきたいです》

 石川県七尾市の縫製工場で働くインドネシア人実習生のドウィ・カリン・デルビナさん(20)の日記に記されている。

 昨年5月に来日して以来、毎日欠かさず日本語で記録してきた。寮生活のこと、友人と作った母国の料理のこと、覚えた仕事の内容――。

 だが、能登半島地震が起きた1月1日以降は様子が変わった。

 《余震が続いていて、とても怖くて少しトラウマになっています》(1月14日)

 《今日も4回近く地震が起きました。まだ地震のショックが少し残っています》(同19日)

 カリンさんが働く「ランブー…

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能登半島地震

能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]