京都市長選、松井孝治氏が初当選 自民・立憲・公明・国民が推薦

八百板一平
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 京都市長選は4日投開票され、新顔で元民主党参院議員の松井孝治氏(63)=自民、立憲、公明、国民推薦=が、弁護士の福山和人氏(62)=共産支援=ら新顔の4氏を破り、初当選を決めた。国との連携や西脇隆俊・京都府知事との「府市協調」を打ち出し、国政与野党が相乗りで推薦した。連合京都や経済界も支えた。投票率は41・67%(前回40・71%)。

 4期目で現職の門川大作市長が引退を表明。16年ぶりの新顔対決となり、門川市政への評価や市の財政再建策などが争点になった。

 松井氏は京都市出身。2001年の参院選で民主党公認で立候補し、初当選。09年発足の鳩山由紀夫内閣で官房副長官を務めた。政界引退後は慶応大教授を務めていたが、「京都に恩返しがしたい」と昨年11月に立候補を表明した。選挙戦では「門川市政を継いで、国や府としっかりスクラムを組みたい」などと訴えた。

 福山氏は京都で一定の支持層を持つ共産党が支援した。門川市政を「財政難を口実に福祉を切り刻んできた」などと批判。自民党派閥の政治資金問題を受けて、「お金よりも市民の声を集めるべきだ」と訴えたが、及ばなかった。(八百板一平)

京都市長選の得票

松井 孝治 177454

福山 和人 161203

村山祥栄   72613

二之湯 真士 54430

高家 悠    2316

=確定得票

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